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なんで「全国大会」が目標?

2024年1月29日 月曜日

今月はコーチ3養成講習会、コーチ4養成講習会が開催され、講師を務めさせて頂きました

より良い指導ができるように学びを深めています

 

ジュニアの強豪チームは、「全国大会にでる、全国大会で勝つ」ことを目標に掲げていますね

本当にそれで良いのでしょうか?

 

私的な意見としてジュニア期に全国大会に出ることにあまり魅力を感じていません

それよりも「社会で活躍できる優秀な人材」を輩出していくことに魅力を感じています

「バドミントンを通した学び」、「教養」、「教育」を重視することにより、より良い人生を過ごしていくための考え方を養っていきたいと考えています

 

大学教員として思うのは、ジュニア期に強豪チームでプレーしていた選手が、物事を適切に考えるために重要となる「教養」が乏しく、将来への投資となる「教育」を十分に受けていないため、「社会で活躍できる優秀な人材」に育っていないことに課題を感じています

 

なんで全国大会に出るの? 出て何がしたいの?

全国大会に出たら良い生活ができるの?

良い仕事に就けるの?

実業団でプレーしてどうするの? 引退したらどうするの?

日本代表になってどうするの?

オリンピックに出てどうするの?

 

バドミントンが強いだけで高収入を得るのは難しいです

 

「社会で活躍できる優秀な人材」になるためにはどのような「教育」が必要なのか

 

バドミントンを通して何を学ばせることが大切なのかを指導者・保護者が理解しておかないと、「バドミントンしかできない人」を育てることになってしまいます

 

現状ではそのような高校生・大学生が多くいます

 

指導者・保護者はバドミントンを通して何を教えるのか、どのように教えるかを理解することから始めてみませんか

 

 

 

さらに、成功を得るためには日々の積み重ねが大切です

やり抜く力(GRIT)はどのようにして養われていくのかを学ぶ必要があります

 

 

「全国大会」に出場することに何の意味があるのか

出場できなければ評価されない?

 

大人はその目標を達成するための過程が大切だと考えることができますが、バドミントンを始めた初心者の時から「全国大会」という目標を掲げられている小学生は、「全国大会に出る」ことが重要という評価基準が浸透してしまい、のちに過程の大切さを伝えても心に響きません

 

結果を出すことにしか魅力を感じられないジュニア選手を育ててしまうことにより、高校生以降でバドミントンを辞めてしまう選手が多くいるのかもしれません

 

日々の積み重ねを大切にして、より良い練習(質が高い)をする、人が育つ良い環境を作ることに努めていけば、バドミントンを楽しみながら人として成長していきます

 

物事を適切に考えることができるようになれば、練習の質も高まり、自ずと結果もついてきます

 

大学生は全国大会で優勝しました

 

 

「社会で活躍できるバドミントン選手」を育成するためには順序が重要です

 

① まずは「バドミントンを楽しむ」こと⇒バドミントン愛好感を十分に養う

 

② 結果を出すことに焦らず(試合結果に対する目標設定はしない)、日々の積み重ね(練習・努力)を評価する(過程を重視する)

⇒学びをサポートする(試合に負けても怒らない)

 

③ 心がバドミントン愛好感で満たされ、上達過程を大切にできる考え方が浸透した後に、高校生ぐらいで目標設定をし(インターハイ出場など)、結果を出すことに挑んでいく

 

多くのスポーツで幼少期からの過度な競争による弊害が問題となっています

 

心の成長過程を理解しながら、段階的に指導していくことが大切です

 

 

法政クラブの目標は「社会で活躍できる優秀な人材(バドミントン選手)」を育成することです

 

将来子ども達が社会で活躍し、バドミントン界の未来を明るく、発展させてくれることを期待しています(*^-^*)

 

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