第19回関東小学生バドミントン選手権大会が茨城県にて開催
法政クラブからはダブルス2組が出場
4年生男子ダブルス コウセイ・ユウゴ 1回戦敗退
4年生女子ダブルス ミサキ・リノ 2回戦敗退
上位進出はできませんでしたが、関東大会に出場できたことは貴重な経験になります
ポジティブに成長の糧にしていけばO.K.です
早期に勝負にこだわりすぎるとバドミントンの楽しさを見失い、苦しいものになってしまいます
ジュニアで活躍していた選手が大学生・シニア期で活躍できるかはわかりません
「バドミントン=苦しい」になってしまい、モチベショーンがなくなってやめてしまう人も多くいます
大切なのは「バドミントン=楽しい」と思えることです
他の国ではシニア期(ナショナルメンバーになり、オリンピックで勝つ)で勝つことを目指しているので、ジュニア期は体づくりがメインになります
いかにして体を大きくするかに力を入れているので、練習時間も短く(1セッション2時間30分~3時間)、フィジカル面のトレーニング(パワー・スピード)が主になります
例えば台湾は実業団チームがジュニア~大学まで指導しており、シニア期で勝つための一貫指導になっています
ジュニア期に勝つことは重視されていません(シニア期に勝つことを重視)
ヨーロッパでは高校生まで全国大会はありません
日本の課題は小学生の全国大会に力を入れすぎて、早期に競争させることで過度な練習となってしまうことです
消費エネルギーが多く、発育不全となり、持久力、テクニックはあるが小柄でパワーに劣る選手が多くなっています
特に男子はシニア期に海外の選手との体格差・パワーの差が顕著にあります
全国大会が悪いわけではなく、適切な知識をもたない指導者・保護者が結果を求めてしまい、過激な指導をしまうことに問題があります
今回インカレでシングルス優勝した増本選手は、身長187cm
ジュニア期の成績はありません
高校時代までは細身でパワーがなく、成長痛で膝を痛めることも多くありましたが、大学生になりフィジカルが強くなり、大学4年生で初めて日本一になりました
集団での練習が中心となる日本の練習環境の中で、長身の選手がシニア期まで潰れずに成長してこれたのは指導者の理解がないと難しいです
多くは集団行動の中で潰れてしまいます
(持久力のある選手が生き残り、速筋線維の多い選手や長身の選手はケガをして潰れてしまう)
日本の良い所(持久力がある、技術がある、誰でもバドミントンができる)、課題(パワーがない、早熟型)を理解しながら、発育発達を重視した指導が重要です
法政クラブでは小、中、大学生へと着実に成長していける環境を作れるように取り組んでいきます
将来の大学へのリクルートも見据えながら関東大会をみていました
学び多き一日になりました(*^-^*)