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やみくもにオープン戦に出ない

2024年1月16日 火曜日

ジュニアは至る所でオープン戦が開催されていますね

試合にたくさん出場すれば強くなる、、、違和感があります

 

1日参加して何試合できるのか

 

4~5試合? 1試合15分で終わったら、4試合して60分、5試合して75分

頑張って1試合20分しても5試合して1時間40分程度

 

あとは待ち時間

 

初級、中級者の場合はラリーが続かない

一日参加して何ストロークするのか?

 

費用対効果が低いように思います

3時間練習した方が上手くなります

 

また、試合に向けて疲労感をなくすためにその週の運動強度は下がります

運動強度の低い練習を繰り返しても強化には繋がりません

 

さらに課題を改善するためには時間がかかります

改善していない中で試合に出続けても練習してないのだから同じ課題が得られるだけです

 

最もよくないのは、負けたら説教される

親も期待しているので負けたら色々言いたくなってしまいますよね

勝つために子どもなりに一生懸命プレーしているのに負けたら怒られる、、、バドミントンが嫌いになってしまいます

 

「スポーツ=楽しい」を重視しているドイツ(ヨーロッパの国々)では、小・中学生期のジュニアスポーツにおいてトーナメント形式の大会は行いません

全員が試合に出場できるようにしています

なぜならトーナメント形式の大会は「敗者を量産するシステム」だからです

 

日本でも柔道が小学生の全国大会を廃止にしました

 

バドミントンは? 今のやり方で良いのでしょうか

 

勝利を追求することは決して悪いことではありません

勝つために努力するということを学ぶのは大切です

 

全国大会も悪くはありません

 

しかし現状では全国大会にいきたいが故に過度な競争や勝つことが重要といった勝利至上主義に陥ってしまう指導体制になっているコーチ・保護者が多くいます

 

より良い競技へと発展させていくためにはちゃんと考えた方が良いです

 

慣例を打破し、子ども達のより良い未来のために大人が知恵を出し合い、協力し合うことが大切です

 

小・中学生のバドミントンの競技人口は多いですが、大学生以降でバドミントンを続ける人は激減します

 

バドミントンはきついから大学ではやりたくないという高校生が多くいます

試合に親は来て欲しくないと言う大学生も多くいます

聞くとジュニア期に厳しく指導されていたことが背景にあります

 

神奈川県のジュニアは強く、一生懸命指導されているチームも多くあります

でも何人大学まで続けるか、、、現状こんなに強いのに関東1部リーグの大学でプレーしている選手はほんの一握り

 

多くは高校生で辞めてしまっています

 

子ども達にバドミントンが楽しい、大学生や社会人、生涯スポーツとして続けたいと思わせることができる指導者(教員)・保護者が増えて欲しいです

 

「ゲゼルの成熟優位説」を紹介します

一卵性双生児を対象に、一人には階段のぼりの訓練をさせ、もう一人には訓練をさせないという比較実験を行い、早期の教育効果について検証しました

 

その結果、短期的には訓練をした方が良い成果を出しましたが、一定期間を過ぎれば双子間の差はなくなりました

 

このことから学習が得られる発達段階まで成熟していないと早期に学習しても効果は得られないと考えられています

 

子どもの内的な成熟の発達段階は千差万別

その子の成熟度合いをみながら、適切な指導(訓練)をしていくことが大切です

 

試合に出ると周りの子どもと比較してしまいますよね

特に強豪チームだと成熟の早い子どもが集まっているのでなおさら過度な競争や期待が生じます

 

焦らず内的な成熟を待つことが大切です

幼少期に暴れまわっていても、いずれはちゃんとしてきます

 

法政クラブではオープン戦に出ることは個人の自由で制限しません

 

しかし保護者の方々には知識を持った状態でオープン戦にでるかどうかを判断して頂ければ幸いです

 

まずは学ぶことから始めてみませんか

 

無知な状態で試合にたくさん出るのはやめた方が良いと思います

 

保護者の方々にもコーチングの勉強になるように指導理論を伝えていきます

 

コーチ・保護者、みんなで力を合わせて良い指導をしていきましょう(*^-^*)

 

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