指導理論~インターリーブ&レディネス~


効率良く技術を向上させていくための練習方法がインターリーブ理論

 

一回の練習時間を23時間とし、睡眠(休憩)を挟んで練習日を多くすることが技術習得の効果を高めます

 

一方、長時間の練習は脳の学習意欲が低下し、技術習得の効果が低くなるので注意が必要です

競技パフォーマンスは、思考・判断力や神経的な発達度合い(身体制御)、体格や体力面によって決まります

 

小学生は神経可塑性が生じやすく(神経的な発達が高い)、中学生は心臓が大きくなりやすく(呼吸・循環系の発達が高い)、高校生は筋肉がつきやすい(筋骨格系の発達が高い)といった発育発達の特徴があります

 

それらを総合したパフォーマンスの発達度合いに関わるのが筋骨格系・動作習得のレディネス

 

レディネスとは、心理学用語で学習者の心身の準備状態のことを指します

 

幼少期からレディネスは増加していきますが中学生(成長期)の時に急落します

 

急激に身長が伸びる成長期は、これまで行えてきた身体制御が難しく、成長痛といった障害も誘発します

 

この時期は今までのようなパフォーマンスができません

 

上手くラケットが振れない、フォームがわからないと悩む中学生が多くいます

 

ただ心配する必要はありません

 

中学生はそういう時期です

 

身長の増加が止まればパフォーマンスはちゃんと上がっていきます!!

 

このことを知らない指導者は、伸び悩んでいる中学生に努力が足りないと責めてしまうかもしれません

 

指導者は常に学び、知識を増やし、実際の指導を通して多くの経験を積むことが重要ですね

 


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