正しい知識
短距離走が速くなりたければ短距離走のトレーニングを、長距離走が速くなりたければ長距離走のトレーニングを行いますよね
動作特性に応じたトレーニングを行うことが重要です
バドミントンのトラベリング(移動)の動作特性をみると
・2~3歩(多くて5歩)で方向転換を行う
・細かいステップ
・ピラー(体幹部)が崩れないように動く
・ジャンプしてストロークする etc.
長距離走やダッシュとは動作特性が異なります
25年前、私が中学生の時は、冬休み、春休み、夏休みに県の強化練習会や合宿がありました
朝練で長距離走、午前中は体育館内を色々なステップやダッシュをしながら長時間走り、午後はノックをしてからゲーム
最後にゲームを行うので、疲れすぎて試合の質は下がります
走るのは得意になりますが、バドミントンは下手でした
、、、今も同じような練習が行われています((+_+))
長距離走やダッシュの動作特性とバドミントンのトラベリングの動作特性は異なります
走れば強くなる?
走ってもバドミントンは上手くなりません
どんなに体力があってもバドミントンが下手だとラリーにならず、疲れる前に負けます
もしくは相手の2倍無駄な動きをすれば2倍疲れて負けます
バドミントンで勝ちたいならバドミントンの動作特性に応じたトレーニングを行うことが重要です
技術が高まればラリー時間が長くなるので、必然的にスタミナはつきます
フットワークやノックなど、コート内でバドミントンの練習を行う方が、長距離走やダッシュを行うよりも競技力を向上させます
毎日走れば強くなる、、、昭和生まれのアスリートはその環境下で競技成績を上げたので自身の経験を基に走ることを薦めます
今のアスリートは昔のアスリートよりも格段にレベルが高いです
スポーツ科学が進歩し、脳や神経、遺伝子など、多くのことが分かってきた現代において、走れば強くなる方式で勝つことは難しいです
ジュニア期の過度なランニングは体の成長にも影響します
消費エネルギーが多すぎて、体を成長させるために必要な栄養が枯渇します
体が大きくならず、伸び悩みます
正しい知識、時代にあった先進的な練習方法を広めていきたいです(*^-^*)