言葉の重み~勇気を持つ~


指導していく上で重要になるのが「言葉の重み」

 

オリンピック選手の技術指導には説得力がありますが、同じ説明をよく知らない人に言われても聞いてもらえないかもしれません

 

聞く側は話す人の人柄、実績などをみて、内容を受け入れるかを判断します

 

「言葉の重み」(説得力)をつけるために、大学や大学院で専門的に学んだり、指導者資格のライセンスをとったりします

 

私の場合は「博士号」を取得することを目指しました

 

大学卒業後、大学院の修士課程に2年通い、さらに4年間博士課程に通いました

 

修士号は修士論文を作成し、大学院に提出して審査を受けて合格すれば取得できますが、博士号を取得するのはかなり大変です

 

日本学術会議が認めている学会に論文が複数掲載され、なおかつ英語の試験を合格した上で、博士論文を大学院に提出し、審査を受けることができます

 

博士課程に在籍できるのは6年間

 

この期間に学会に論文が掲載されず、英語の試験も合格できずに退学していく人が多くいます(博士課程満期退学)

 

私も大学院の博士課程はかなり大変でした💦

 

場所はトルコのアンタルヤ

 

世界中の研究者が集うEuropean College of Sport Scienceという格式の高い学会に参加しました

 

そこで、英語でバドミントンの研究を発表

 

もちろん質問も英語です

 

冷汗がとまりません💦💦

 

でも何とかやり遂げ、英語の試験を合格しました

 

この時は勇気を試されていたように思います

 

上手くいく自信がない、失敗したらどうしよう、人に笑われたら恥ずかしいといった不安から、足を踏み出せずにチャレンジできないことがあります

 

覚悟を決めて勇気をもって踏み出せば何とかなりますね!!

 

 

大学院の時に4年間、塾講師をしていました

 

塾に来て、成績が上がる人もいれば上がらない人もいます

 

何を勉強したい?どこがわからない?と質問した際、前者の人たちは回答してくれます

 

自分は何を勉強すればいいかがわかっているので、教材を渡せば学習してくれます

 

一方、成績が上がらない人は質問しても回答がありません

 

何を勉強すればいいか、どこがわからないのかがわからない状態です

 

そのような場合、まずは勉強の仕方を教えていきます

 

しかし、多くの塾で実際に教えているのはアルバイトで来ている大学生です

 

「言葉の重み」はありますか? 子どもはちゃんと話を聞いていますか?

 

よく知らない人の話を真剣に聞ける子どもだったら授業中の先生の話をちゃんと聞いて勉強していますよね

 

中学生になると塾に通いだす子どもが増えます

 

成績が上がれば良いですが、上がらない場合は環境を見直した方が良いですよ

 

 

法政ジュニアの子どもたちをみても、勉強ができる子もいれば、苦手な子もいます

 

苦手な子どもは勉強で褒められる機会がないので、より劣等感を抱くようになります

 

そこで考えたのが土曜日の勉強会

 

・子どもたちに勉強の仕方を教え、一週間のスケジュールをたてます(勉強は毎日コツコツやることが重要)

 

・学校の授業よりも進んだ内容を予習させます

→勉強が苦手な子どもは授業を聞いてもわからないので聞くことを辞めてしまいます

家に帰っても理解していないので復習はできません

授業についていけなくなり、学習することをあきらめます

 

土曜日の勉強会では予習に重点をおき、学校の授業での劣等感(わからないという感覚)を減らし、先生の話を聞ける状態にしたいと考えています

授業をちゃんと聞いて理解できれば学校の成績(授業で習ったことしかでない)は上がります

 

・日々の取り組みを評価します

→勉強が苦手な子どもは勉強で褒められる機会がないので、まずは日々の取り組みを評価します

練習時に進捗状況を確認し、毎日コツコツ頑張っていることを褒めます

 

 

より良い環境を作るために今何ができるかを整理して、やれることからやってみたいと思います


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