体育・スポーツはなぜ行う?


日本の平均寿命は過去60年間でおよそ20年も伸びました

 

一方、介護を受けたり寝たきりになったりせず日常生活を送れる期間を示す健康寿命と平均寿命との差はおよそ10年間あります

 

 

この期間はいわゆる不健康な状態での生活を余儀なくされ、社会保障費は年々増加しています

 

この問題に対し、国策として健康定命の延伸が掲げられ、生涯スポーツの普及に伴い気軽に運動できる場が増えています

 

また、高齢期(65歳以上)にて優れた体力・運動能力を有するためには、それまでの壮年期(40~64歳)、青年期(19~39歳)、さらには小・中・高校生時の運動習慣が重要となります

 

学校の体育は運動習慣を獲得させ、健康的なより良い人生を送るために重要な役割を担っています

 

しかし、現代の子供たちはビデオゲームの普及による室内遊びの増加、屋外の遊び場の減少などにより、体力、運動能力の低下が指摘されています

 

特に中学2年生の1週間の総運動時間をみると、60分未満「ほとんど運動しない人」が2割もおり、運動する人と運動しない人の二極化が問題となっています

 

運動習慣のない人は後に生活習慣病に罹患するリスクも高く、不健康な状態になることが危惧されます

 

 

各都道府県における20mシャトルランの回数と学力の間に正の相関関係が認められました

 

男女ともに右端に位置するのが福井県であり、左端に位置するのが愛知県です

 

 

1週間の総運動時間60分未満の小学5年生の比率は、福井県(男子6.1%、女子10.0%)の方が愛知県(男子8.8%、女子14.7%)よりも少ない

 

さらに福井県のスポーツ少年団の加入率は23.2%と高く、愛知県は4.6%と低い

 

福井県は運動習慣を獲得している児童が多く、さらに競技としてスポーツを行うことにより高い体力レベルを獲得しています

 

一方、小学生の習い事の多くは親の送り迎えを必要とし、平日に学童に通う児童とクラブチームに通える児童の体力差が指摘されています

 

しかしながら、福井県では学童入所児童数が23.6%と高い中で、スポーツ少年団加入率が高いという首都圏とは異なる様相がみられます

 

この要因として、平成10年「福井県スポーツ振興プラン」、平成14年「福井県教育振興ビジョン」、さらに平成25年「福井県スポーツ推進計画」が策定され、学童・小学校・幼稚園等と地域スポーツクラブとの連携が進んでいます

 

・学童に通う児童が地域スポーツクラブに参加できるようにする(学童と地域クラブとの連携)

・児童が自ら目標を設定して積極的に体を動かすA1(アクティブワン)運動の導入

・幼稚園・保育所・認定こども園等と地域スポーツクラブが連携し、幼児が発達に応じた運動(遊び)を通して体を動かすことの楽しさを体験する

・スポーツ少年団活動の推進

 

 

神奈川県のスポーツ少年団加入率、、、1.7%

 

学力は中間位ですが、体力は最下位レベル💦

 

将来が心配ですね💦💦


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