早熟型の問題


 

~授業課題~

 

バドミントンは相手のフォームをみてシャトルがどこに飛んでくるのかを予測する知覚能力が重要です

 

さらに緩急あるショットに対応し、瞬間的に様々な方向に動くことが求められます

 

シャトルの軌道を予測し、専門的なフットワークにて動くことが求められるバドミントンの場合、脳・神経に関連する機能の貢献度がパフォーマンスの優劣に大きく関わるため、幼少期から開始した方が利点は多いです

 

一方、早く始める利点はありますが、小学生で強かった選手が大学生、社会人で活躍できるとは限りません

 

小学生で強い選手は、いわゆる早熟型

 

早熟型の選手は同年代の選手よりも発育が早く、身体が動きます

 

練習をすればその成果が表れやすく、結果も出せます

 

周りから一目置かれ、ちやほやされます

 

しかし次第に中間型(中・高校時に伸びる)、晩熟型(大学以降で伸びる)の選手が迫ってきます

 

結果を出さなければいけないというプレッシャーが大きくかかり、ジュニア期に勝てていた選手に抜かれていく失望感にさらされます

 

早熟型の選手は将来を期待され、幼少期からバドミントンに特化した生活を送っているので、競技成績が伸び悩んだ時に意欲をなくしていく人が多くいます

 

ジュニアチームの多くはジュニア期のみの指導を行うため、その期間で結果を出すことを求め、早熟型の選手に対する教育、将来を見据えた指導が不足しやすいです

 

早熟型、中間型、晩熟型、いずれもいつかは伸び悩む時期がきます

 

その時にどのように考え、乗り越えていけるのか、コーチ、保護者の関わり方が重要です

 

早熟型の問題について考えてみましょう

 


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